鑑定の依頼や相談

ご利用者の声

不動産鑑定評価は、資産価値の透明性と確実性を確保するために、多くの場面で重要な役割を果たします。活用事例と不動産鑑定評価をご利用された方の声をご紹介いたします。

こんなシーンでも不動産鑑定評価が活用されます

不動産の財産分与でお困りの相続人様のケース

相続人Aさん

祖母がなくなって、子供と孫合わせて10人なのですが、財産が祖母の自宅と築古のアパート1棟です。分けようがありません。

アパートをノコギリで切って分けても何の意味もありませんよね。お子さま・お孫さまお一人ずつについて適切な取り分(法定相続分)を出しましょう。これに従って、ご自宅とアパートについて方針を考えましょう。

不動産鑑定士
相続人Aさん

最初は売って分けることしか思いつきませんでしたが、鑑定士さんを交えて話し合ううちに、自宅は家族皆が集まる憩いの場所だと思い出しました。自宅は共有し、アパートは売ることにします。

不動産鑑定士からの一言

法定相続分の明示や各資産の価格を出すことは当然ですが、価格を出した後の説明で、建物があと何年保つか(残存耐用年数)の判定と、権利者それぞれのご年齢などを相互に考えて、皆さんにとって持ち続けるか、現金化するか、建て直すか、その時は何を建てるか?などのご相談も出て来ました。ご家族がまた一緒に話をする姿を見て、この一族はしばらく大丈夫だなとホッとしました。

会社の収支バランスにお困りの中手企業オーナー様のケース

中小企業オーナー

会社の支出が多く、収支のバランスが悪くて困っています。

不動産をお持ちなら、それを有効活用したり、家賃が発生しているなら同規模でもっと安い物件に移転することで収支のバランスが改善することがあります。

不動産鑑定士
中小企業オーナー

無理な仕事を取ったり社員を解雇することなく支出を抑えることにつながりました。

不動産鑑定士からの一言

どんな会社さまにも事務所があり、賃料という固定費が出ていきます。業績に不安がある場合に、早めに固定費に目を向けることで従業員の安心を支えることができます。

企業所有の古い不動産物件の図面や建築資料がなくお困りのケース

大手企業役員

いくつか古い工場を経営しています。手放すべきか考えています。土地を買った当時の記録や、建築当時の資料がありません。道路の幅もよく分かりません。

当時の記録や図面がなくても代わりに全てこちらで調査します。不明点がある場合の鑑定もできます。最終的に手放すべきかどうか判断するための資料を意識します。

不動産鑑定士
大手企業役員

単なる結果の価格だけでなく、工場のポテンシャルや地域の良さまで書いてありました。私たちがその工場を持ち続けるべきかどうかまで助言されており、私たちにとっての価値を再確認できました。自社工場のメリットを維持しながら、工場の再編のアドバイスにも乗ってもらいました。

不動産鑑定士からの一言

企業の不動産売却の際は、単なる高い安いだけでなく、その過程で高速道路や駅なども調べ、労働者の通勤が容易か、その地域の特徴と同社にとっての意義なども調べます。鑑定して初めて「創業の地だった」なんてこともありました。

地代を値上げしたい土地オーナー様のケース

土地オーナー

地代を上げたいのですが

「継続賃料」に該当します。第三者に新たに貸す場合の賃料(新規賃料)と現行賃料の間で決めましょう。お互い譲歩をお願いします。

不動産鑑定士
土地オーナー

こちらも生活があり、折に触れて借地人夫婦に「地代を上げたい」と言っていたため、もめることを想定していましたが、落ち着いた鑑定士さんが書いた評価書をゆっくり説明してくれ、主張してもいい部分と譲るべき部分を裁判所で話し合えたことでスッキリしました。おかげさまで関係を壊さずに調停成立できました。

用地買収の交渉を任されている自治体のご担当者様のケース

地方自治体
担当職員

用地買収の地権者の中に不動産業者もいて手強そうなのですが

まず、周辺の取引事例は把握しており、適正に評価できます。また、鑑定評価書は調査を尽くした情報が網羅されたもので、どんなプロが相手でも心配ない報告書として作られます。

不動産鑑定士
地方自治体
担当職員

最初は分厚い評価書が来て面喰いましたが、話し好きな鑑定士さんのようで、価格の結論が出るまでの過程をわかりやすく説明してくれました。後日、地権者さまへ価格の理由をしっかり説明できたと思います。

保有地の公売と担当している自治体職員様のケース

地方自治体
担当職員

保留地の公売で鑑定をお願いします。

最近の取引事例だけでなく、募集事例や不動産業者へのヒアリングも参考に、さらに各不動産の個別的要因もよく吟味して決定します。

不動産鑑定士
地方自治体
担当職員

公売は価格や現況に関する問い合わせが多いので説明が不安でしたが、どんな疑問点も、評価書のどこかに必ず書いてあって驚きました。公売の特徴を理解されており、安心してお願いできました。

是非、お近くの不動産鑑定士、不動産鑑定士にご相談ください。